Jetprime power module Ducati S4Rに搭載 セッティング
JetPrime Power moduleのアプリです。
300rpmごとに燃調のセッテングができます。
アプリはこちらからダウンロードできます。https://www.raid-zero.co.jp/jetprime/power-module/
購入する前にアプリを使ってみるといいでしょう。
配線終了後、Jetpriime Power module とPCをUSBケーブルで接続し、アプリを立ち上げます。Jetpriime Power moduleのUSBケーブルは短いのでUSB延長ケーブルを用意してください。
以下にセッティングを記載しますが、あくまでも素人の一例です。また作業は自己責任で行ってください。
Jetprime PowermoduleとPCを接続します。USBケーブルが短いので延長ケーブルを用意しておきます。
Serch for Jetprimeボタンをクリックし認識させます。USBバスパワーで認識します。
アプリはイタリア語と英語があるので英語にしておきます。
2気筒か4気筒を選択します。S4Rはもちろん2気筒です。
そしてインジェクションマップをロードします。アプリには数種類のマップが用意されています。
Rampa3-15+17.prfを選択するといいでしょう。理由はエンジンをかけるときの1000rpm以下の領域が濃いからです。始動時はガソリンがポートに付着して燃焼室まで来ないので濃いめにセッティングする必要があるからです。以下のマップがRampa3-15+17.prfです。
私は最初から自分で作成しました。薄すぎてエンジンがなかなかかからなかったり、濃すぎてプラグをかぶらせたりしましたが、いろいろ勉強になりました。
インジェクションマップをロードしてSendボタンを押さないとPrimejet Powermoduleにロードされません。
セッティング中はセルモーターをかなり使うのでバッテリーを充電しながらセッティングします。また、プラグの状態を確認しておくことと、新品プラグを用意しておきます。プラグの状態が悪いとエンジン始動しない時に燃調が悪いのかプラグが悪いのかわからなくなるからです。
最初のインジェクションマップ。アイドリング時の安定OK、3000rpmのドンつきが解消されました。10年以上乗っていて扱いづらく買い替えようかと思ったところが解消されました。
ところが、次の日の朝、気温が低いときにエンジン始動確認すると全くかかりませんでした。いろいろ調べるとエンジン始動時、特に気温が低いときはガソリンがポートに残ってしまい燃焼室まで来ないことが分かりました。
気温が低い朝でもエンジンが始動し、アイドリングが純正ECUと同じ1200rpmで安定したセッティングです。3000rpm以降のマップはRampa3-15+17.prfと同じにしました。これで現時点でFixしています。エンジン始動時の領域を2つ分濃くしてみたら、エンジンがかぶったり未燃焼ガスがマフラーで爆発して大きな音が出たりしました。
まとめると上図のようになります。
エンジン始動時は濃くする。この領域で+2にするとかぶった。
アイドリング1200rpmで安定することを確認。
3000rpmのどんつきが無いことを確認。
それ以降の9000rpmは確認中ですが、ほぼOKです。
以上ですが、それなりに難しいのと時間がかかります。やってよかったと思いますが、memjetで簡単に済ますのもいいと思います。ただし低回転時のエンストをしないようにするのと、高回転時の燃調の両立ができませんが。
また、1ステップを上下すると結構変わりますので慎重にセッティングをしてください。
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